介護福祉士はまだまだ人手不足
先の介護福祉士の転職事情である程度書きましたが、介護福祉士の人材は不足しています。
ではなぜ大勢の資格保持者がいるのに不足するのか、統計的な面から見てみましょう。
その原因の一つが潜在的介護福祉士と呼ばれる人たちの存在です。
2010年頃に行われた調査によると、介護福祉士登録者のうち介護の仕事に就いているのは、
全体の約35%程度との結果が出ており、これは現在もほぼ変わっていない状況です。
私の友人の1人も介護福祉士を持っていますが、IT企業で働く潜在的介護福祉士です。
最近は介護職に戻ろうかと考えているようですが、やはり給与面で躊躇しているようです。
それから、団塊の世代が75歳を迎えて後期高齢者となる時代が近づいています。
これは2025年問題と呼ばれているのですが、4人に1人が後期高齢者となる見込みです。
2012年の時点で介護職に就いている人は約150万人程度だったのですが、
2025年になると約250万人の介護職員が必要になると言われています。
つまり、あと100万人の介護職に就く人材を生み出さなければいけないのです。
現状の労働環境や低賃金の状態が続けば、人材が足りなくなるのは目に見えています。
フィリピンやインドネシアなどの中南米諸国から外国人移民を労働者として迎えることが
現在すでに始まっていますが、仕事の定着率も低く、言語や文化の壁も存在します。
そこで、潜在的介護福祉士の掘り起こしや、中高生などの若年層に進路指導として
職場体験やセミナーなどを開催して、将来的な人材の確保に向けた対策も行われています。
しかし、現状の介護士の人材不足の原因は他の業種と比較して低賃金なのが最大の原因です。
もちろん賃金だけが全てではありませんが、雇用創出のためには待遇の改善が急務でしょう。
転職サイトで待遇の良い非公開求人を出せば、必ず人材は集まってくるわけですから。
主に介護士をターゲットとした求人サイト
まずはサイトに登録してみましょう
とりあえず、気に入ったサイトだけで良いので、登録してみましょう。
私もそうだったのですが、求人サイトに登録すると後日電話やメールであなたに連絡がきます。
この時に連絡をくれた人が基本的にあなたの転職を支援してくれることになります。
色々と経歴や要望などを聞かれますので、ご自分の履歴書などを用意しておきましょう。